定期的に頑張った自分を褒めてあげることの大切さ
定期的に頑張った自分を褒めてあげることの大切さ
毎日のネガティブは悪魔を誘い込む
夜眠る前、“今日の自分”について考える時間がある。
スケジュール通りに動いていたか。誰かを傷つけなかったか。いくつもの無駄を作らなかったか。
振り返る1日はいつも決まって不完全燃焼で、後悔するところまでがお決まりコースになっていた。
たとえそれがいつもより頑張った1日であったとしても、決して褒めることはせず、
「もっとできるだろ!」とスパルタに自分の精神に鞭を叩きつけている時には、我ながら「狂っちまったのか」と可笑しくなる。
ネガティブ思考をポジティブ思考に変換することの難しさは異常だ。何年経っても方法が分からない。
それに己肯定感なんか簡単に高められるものでもないし、
自分自身を認めることは想像以上に困難で、いつまでも私は私を上手に生かしてあげることができないでいる。
「自分の好きなところをあげてみなさい」と聞かれたとしたら、みんなはいくつ出すことができるだろうか。
その問いに私はずっと、空白のまま提出し続けてきた。
己を奮い立たせるテクニックは立派なくせに、頑張った自分を褒めてあげる方法だけは一向に上達しない。
他人を褒める時と同じようにすればいいだけなのに、自分のことになるとどうしても無視してしまう。
これはきっと私だけではなく多くの人がそうなのだと思う。
そして、在宅ワークをして改めて気付いたことは「自分って褒められないと伸びないんだ」ということだった。
誰かと働く環境であれば、結果や成果、努力を褒めてもらえることがあるが、
ひとりぼっちの環境では、誰も自分の頑張りを見てくれてはいないので褒めてもらえない。
それに、モチベーションを高めてくれる言葉を貰うこともない。
自己肯定感の低さと孤独にまんまやられたとき、ネガティブ思考はどんどん加速する。
そうすると、涙を流すだけのただの人形になってしまう。
怖いけれど、苦しいのに何も生み出せない・・・そんな悪循環に陥ってしまう。
もう、こんな日々を繰り返していては埒が明かない。
今夜もいつも通り悪魔が耳元で囁いてくる
「君はもう何もできないよ」と。
ただ、もうそんなものに惑わされていてたまるか。
必ずここから抜け出してやるんだ、私は絶対に。
頑張った自分の褒め方を知ろう
いざ、自分を褒めようと思っても方法が分からなくて戸惑った。
自分として生きてきた訳ではあるが、実際自分自身が目に見えていたわけではない。
他人と関わる時に、ちゃんと笑顔を作れているかも定かでもないし、物理的に抱きしめてあげることもできない。
それに、自分を褒めることを少し恥ずかしいと感じている自分もいる。
きっと私は難しく考えすぎてしまっているのかもしれない。
もっとシンプルでいいのかもしれない。
そうだ、自分の好きなところも上げられないから、褒めてあげることができないのだと、
まずは自分の好きなところを紙に100個あげてみることにした。
しかし、これが想像以上に困難だった。
最初の10個までは絞り出すことができたが、そこから100個までが全く出てこない。
これまでの人生を回想しながら、好きなところを探り出す。
何とかかんとか100個出し切った後、自分の中で何かが変わったような実感があった。
自分がどんな人間かを掴めたような気がしていて、
これまで見ようとしなかった部分が露になったことで、自身で自信を封じ込めていたのだと気付いた。
ならば次は、今何を求めているのかを明確にする為に、夢を100個あげてみることにした。
というような、自分を知ろうチャレンジが功を奏したのか、そこからは何となく自分自身を自然と客観視できるようになった。
そうしてやっと、私は自分の褒め方を知る為にスタート地点に立てていたのだ。
物理的に抱きしめてあげることはできないけれど、存在を認めてあげることが抱きしめてあげることに繋がるということ。
そして、求めているものをあげることによって足りないものが明確になる。
ならば後は、抱きしめ、与えてあげるだけなんだ。
そう感じ取った時、スゥーと心のモヤが晴れていくような気がして、私は少し微笑んでいた。
とびっきりのご褒美を!おすすめの私の愛し方
せっかくなのでここで、普段から私がしている自分の愛し方を紹介させていただこう。
1.ネガティブなことは書かない!200文字くらいの日記を書くこと
これはかなり効果抜群だったので、今すぐに試してほしい。
簡単に言うと、毎日ひとこと日記をつけるということなのだが、ルールがある。
それは「絶対にポジティブなことしか書いてはいけない」「必ず1つ褒めること」それだけだ。
これによって得られる効果は、実践をしてみて確認した方が良い。驚くほどに物事の捉え方や感じ取り方が変わる。
アプリを使うのがおすすめ。
2.今一番食べたいものを与えてあげる
これはシンプル。
いつも意識して「何が食べたいか」「何を食べると幸せを感じれそうか」を考えて生きることに徹する。
そして、疲れた時に自分に与えてあげることで解放する。
幸せは小さなことでも得られるということを全身で感じることができる。
3.小さな目標を沢山立てる
例えば「今日は0時には寝る」だったり「今日は5000歩あるく」など小さな目標を作ること。
簡単なことであってもいい。とにかく達成をしたら褒めてあげることをメインにすることが大切だ。
4.あまり気張りすぎないことを徹底する
気張りすぎてしまって、「自分を褒められない」「ちゃんとできない」などと自分の首を締めてしまったら、本末転倒だ。
気楽に考えるということが重要。できない時があったとしても仕方ないと思うこと。
それだって、自分を抱きしめる方法になるということを知ってほしい。
セルフラブは幸福までも手にできる
落ち込んだ時は、自分を慰めてあげる。
成果をあげた時は、自分を褒めてあげる。
今日も精一杯生きた自分を讃えてあげる。
誰よりも自分を愛してあげる。
日々頑張っている自分自身へ感謝することを忘れないことはとても大切だ。
元々、自己肯定感が低い私は「在宅ワーク」を初めてからが地獄の始まりだった。
誰もいない環境で仕事して、誰ともコミュニケーションを取らない日々を過ごしていくうちに
自分の「存在価値」がどんどん分からなくなった。
きっと私と同じような状況で苦しんでいる人がいると思う。
覚えていてほしいのは、自分を最大限に愛してあげれるのは自分だけだということ。
そして、自分を生かしてあげられるのは自分だけしかいないということを忘れないでほしい。
今すぐに「今日も一日頑張って偉いね」と声に出して、胸をさすってあげてほしい。
いつも頑張ってくれている自分自身を、思いっきり抱きしめてあげてほしい。