失敗から仕事の見極め方を学びました
失敗から仕事の見極め方を学びました
在宅歴3年のリンです。
現在ラィティングの仕事をしており、空いた時間でお小遣い稼ぎをしています。今まで数多くの仕事を行いましたが、中には時間や労力を使い過ぎてしまい、報酬に見合わなかった仕事も多々ありました。そして仕事の数が増えるにつれて、なぜ見合わなかったのかが見えてきました。今回は私の体験を元に報酬に見合わなかった理由を3つの項目に分けて原因と共に紹介します。
自分の能力に見合っていない
普段、私は複数の企業や個人の方と仕事をしています。その多くが単発の仕事でその都度、応募をしています。報酬に見合わない仕事をした理由の1つが自分の能力に見合っていない仕事に応募していた事です。見合わない仕事に応募してしまった原因を2つ紹介します。
その1 募集要項の確認不足
募集要項をしっかりと見ることは基本中の基本です。しかし、その基本でさえしっかり行わずに応募をしていた時もありました。募集要項はその仕事を行う上で必要な知識、書き方、そして技術が書かれています。内容や書き方は調べれば、ある程度は探せます。しかし、私が最も苦労したのは技術面です。
私はパソコンがあまり得意ではありません。文章を作りや持っている写真を挿入するだけなら出来ます。しかし、写真を編集して挿入や他のソフトやアプリを使って作業が必要な場合は苦労しました。
今までに使ったことがないソフト、アプリを使用するにはその使い方から知る必要があります。元々使い方を知っていればすぐに使え、仕事を進められます。しかし、そもそも使ったことがないアプリ、ソフトを使用することがありました。その為、まず初めに使い方から調べなければいけません。その結果、仕事に必要な技術を習得するだけでかなり時間が掛かってしまいました。
その2 自分を過剰評価
同じ文章を書いても相手によってOKが出る場合もあればNGの場合もあります。それは仕事を頂ける相手が求めている事に合っているかに依ります。募集要項には作成して欲しい内容や方向性、書き方が記載されています。相手の要望にしっかり応じられるかが大事なポイントです。ラフな書き方を求められている場合、または本などに出版するような記事の場合には正確な言い回し、より深く、濃い内容を求められます。
私が失敗した原因は相手の要望に自分が応えられると自分を過剰評価した事です。その仕事はある地域についてまとめる記事作成でした。その場所に訪れる人にとって有意義な記事になるように作成する必要がありました。
私はその場所に行ったことがあった為、簡単に出来ると思って応募しましたが、大きな間違いでした。私が実際に行った時に調べた情報やその場所で経験した内容を元に作成して提出をしました。しかし、相手にとってはネットで簡単に見つかる情報、まして経験話など全く求めていなかったのです。
実際の経験値=調べても出てこない情報(だからOK)
このように勝手に思い込んでしまい、私でも作成が出来ると思っていたことが失敗でした。提出をしても相手が求めているレベルでないので、もちろんやり直しです。全体の構成から見直す必要があり、再度1から作成しました。しかし、相手が求めるレベルの記事がなかなか作れずに何度もやり直しを行いました。
募集内容の確認不足、過剰評価、この2つが原因となり、自分の能力に見合ってない仕事に応募してしまいました。その結果、報酬に見合わない時間と労力が掛かってしまいました。
内容が自分に適しているか判断出来ていない
執筆する内容は仕事によって異なるので、執筆分野は多岐に渡ります。その中で執筆内容が自分に適しているかの判断が出来ていなかった為、結果的に報酬に見合わない仕事になった事がありました。判断が出来ないまま仕事をしてしまった原因を2つ紹介します。
その1 報酬額で気持ちが舞い上がった
仕事を選ぶ中で大きな決め手の1つが報酬です。お小遣いが少しでも欲しいと思っている私は高い報酬額のものを見ると、ついその内容が気になってしまいます。当たり前ですが、報酬額が高ければやはり、それなりの内容が求められ文字数も増えます。この仕事を始めたばかりの頃は、報酬が高い仕事を見つけるとすぐに応募してしまうことがありました。
私が記事を作成する上で最も大事なことだと思っているのが執筆内容に関する「興味関心」です。興味がある内容であれば、元々の自分の知識も豊富です。そして分からない部分も積極的に調べ、仕事も進みます。しかし、報酬額だけで選んでしまった場合、もちろん自分の興味がない分野の仕事もたくさんあります。自分で選んで応募したので、求められている内容、文字数に達する記事を作成する責任はあります。しかし、やはり興味の有無は仕事スピードに大きく影響しました。
調べてある程度の内容が理解出来れば、記事作成を開始します。しかし、執筆を進めも、多くの場合で必要な文字数に達しません。興味がない分、その記事を読む方の疑問や知りたい事も分からず、足りない文字数に何を書けば良いのかが分からないのです。質が良く、内容が濃い記事を作る為の情報収集時間がとても長くなります。
最終的には何とか様々な方面から調べて記事は完成させます。しかし、いくら報酬が高くても時間が掛かり過ぎてしまい、報酬に見合わなかったのです。
その2 自分の世界観に入り込んだ
興味の有無が大事と紹介しましたが、ここでは反対に興味がありすぎた場合の失敗を紹介します。興味があれば、調べている時でさえ楽しく、仕事をしている感覚はありません。記事を作成する時も書くことが楽しくて、あっという間に書けてしまいます。
しかし、ここで大きな落とし穴がありました。興味がありすぎて、伝えたい事、知って欲しい事がたくさんありすぎてしまったのです。その結果、自分の世界に入り込んでしまい、本来伝えるべき部分の欠落、または求められていることより詳しく、難しい内容になってしまう事がありました。それに加えて自分の世界に入り、どんどん書いているので決められた制限文字数をオーバー、結果的にたくさん書いても削除をしなければいけない部分もありました。どんどん手が動いているので、時間は気になりませんでした。しかし、内容が難しい事や文字数で結果、削除しなければいけなかったので書いていた時間や労力も無駄だったと後から思った経験です。
興味がないものよりは楽しく、有意義な時間を過ごせるので良いです。しかし、興味がありすぎて止まらないほどであると、仕事の意識が欠落してしまいます。その為、その分野に熱が強すぎても執筆に不向きな場合があると感じました。
報酬に舞い上がった事、自分の世界観に入り込んだ事が原因となり、執筆内容が適しているのか判断が甘くなりました。その結果、時間や労力に見合わない仕事となってしまいました。
修正依頼の対応が良くない
記事が完成して相手に送りますが、そこで不備などがあれば修正依頼が来ます。仕事を頂く相手によって求めている事も異なるので、修正依頼は今でも時々あります。特にまだ始めたころは修正も多く、私自身の対応が良くないこともあり、更に修正が来て完成までに時間が掛かってしまった事がありました。その原因を2つ紹介します。
その1 修正依頼が理解出来ないまま修正
修正依頼が来る場合、とても丁寧にどの部分をどのように修正する必要があるかを踏まえて連絡を頂ける方もいます。その一方で、執筆者の表現や意図を重要視するが故、「全体的に○○な感じにしてほしい」と具体性がない場合もあります。具体性があると初心者でも分かりやすいですが、具体性がない修正依頼の場合に修正場所や修正意味を理解しないまま勝手な自己判断で修正をしていました。
修正場所が分からない場合など、本来相手に質問をして解決してから修正すれば良かったのですが、質問することなく修正してしまいました。その為、修正後も相手の意図とミスマッチの状態でその後、何度も修正が来てしまいました。
勝手な判断での修正を繰り返した事によって、最終的には相手が諦めたような様子で、今考えると相手にとても申し訳ないことをしてしまったと感じています。自分だけではなく、相手の時間や労力も使ってしまうことになりました。
その2 モチベーション維持が出来ない
自分では完璧だと思って記事を提出しています。その為、まだライターになったばかりの頃は修正依頼が来ると気持ちが落ちてしまいました。自分が出来る限りのことはやったのになぜ?とそんな風に思ってしまいました。
請け負った仕事は責任があります。しかし、時には修正依頼が来たことでモチベーションが維持出来ずにやる気が出ないこともありました。いつまでも放置してはいけないと修正は極力すぐに始めます。しかし、やる気が落ちてしまい、なかなか作業が進みませんでした。修正依頼が来るのは自分の能力がないなど、自分が悪い事は分かっていながら進まない状態でした。ボーっとパソコンと睨めっこで無駄な時間を過ごしていたのです。
気持ちが入れば、あっという間に出来る事もやる気がないとダラダラ作業となります。後に報酬を時間で考えると時給額がとても少なく、結果的に報酬に見合わない仕事となりました。
修正依頼を理解していない、モチベーションが維持出来ない事が原因で結果的に完成までに時間と労力を必要以上に使いました。その為、結果的に報酬に見見合う仕事にはなりませんでした。
まとめ
報酬に合わなかった理由を3つ紹介させてもらいました。まだ慣れない頃は特に報酬に見合わない仕事をしてしまう事もあるかと思います。しかし、今回紹介したような点に気を付けることで、よい報酬の良い仕事と出会える可能性は上がるはずです。上手く行かないこともあるかと思います。そのような時に少しでも今回紹介させてもらったことがお役に立てれば幸いです。