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遠回りしたけれどSNSからは離れなくて良かったと思う

    
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遠回りしたけれどSNSからは離れなくて良かったと思う

遠回りしたけれどSNSからは離れなくて良かったと思う

SNS疲れを実感した日

突如として「もう何の情報も必要ないかもしれない」と思った瞬間があった。
SMSを見ても悲しい気持ちで溢れるだけで、良い感情が何一つ生まれなくなった時、何もかも終わったと感じた。

気が付いた時には、スマホの通知欄も、SMSのタイムラインも、友達とのLINEの内容も、何もかもがコロナ一色に染まっていて、
目に入り込んでくる情報すべてが“喪失感”に変換され続けていることに疲れ果ててしまっていた。

少し前まで平和だったはずのSNSは、ずっと誰かと誰かの不毛な争いが繰り広げられているし、
楽しく見れていたはずのニュースも“今日の感染者数”だけで成立してしまうようになっていた。

私が生きてきたはずの世界はそこにはもう無くて、いつの間にか変わり果ててしまっていた。

家で仕事をするようになってから他人とのコミュニケーションが極端に減ったので、SMSやニュースで情報を取得するよう心掛けていたけれど、もう限界だった。

そうか、これが「SNS疲れ」というやつなのか。

私が「SNS」を長年続けてきた理由は、最新のトレンドや情報をいち早くキャッチするため。
それと、困っている時には色々な人がアドバイスをくれるから知識になる。同じ趣味や環境の人たちと繋がれる。
だけど、そんなのどうでもよかった。ただ、辛かった。

今思い返せば、突然変わった新しい環境に慣れるのに必死で、
「孤独」を受け止めるためには沢山のものを犠牲にしないといけないことを知って、無駄に抵抗したかったのだと思う。

思っている以上に在宅ワークは大変だったし、思っている以上に世の中は良くなっていかないことに、気持ちが追いついていなかったのだろう。

だけど孤独には勝てなかった

在宅ワークをしていくということは、「孤独」と戦っていくということでもある。

「孤独」との付き合い方を知らなければ、どんどん迷宮ゾーンにハマって抜け出せなくなる。
そして最終的には、取り返しのつかないことになってしまう。
だから在宅ワーカーたちは、意地でもそれを阻止しなければならない。

そのためには、現状と向き合い、孤独の逃がし方を自分なりに見つけ出す必要があるが、
これがなかなか難しい。

話は戻るが、
SNS疲れを感知した後、私は約1ヶ月間だけSNSアカウントを削除した。

しかしながら、そんな簡単な話ではなかった。甘かった。

外部からの情報を遮断し、悲しみが収まるのを待ってみたが、収まるどころか1週間くらいした時に異変が現れた。

なんと「孤独」を通り越した先にある「恐怖」が襲いかかってきたのだ。

在宅ワークでの不安だったり、未来への不安が膨張して、
世界に自分だけが取り残されてしまったような感じがした。
存在価値が見出せなくなってしまっていたのだ。

それもそのはず。
これまで「ひとりぼっちじゃない!」と思えていたのは、同じ状況の人たちがいるSNSがあったからだった。
世界の流れを掴んでおくことで、在宅ワークの不安から逃れることができていたからだった。

ここにきてやっと気が付いた。
重要なのは、一切を打ち切るのではなく、必要なものだけを残すべきだったということに。

そうか、上手にSNSの良いところだけを利用したらいいのか

SNS疲れというのは確かに存在する。
どうしてもリツイート数やファボ数、フォロワー数などの数字に気を取られて、
反応が貰えなかった時にはテンションが下がってしまう。
そんな風にガッツリSNSにのめり込んでいる人は、いつしか疲れ果ててしまうのは当然のことだ。

それに、ネット社会であっても人間同士のコミュニケーションには変わりないので、人間関係に悩んでしまうこともある。

「疲れないように、ガッカリしないように上手にSNSを使うことは可能じゃないのか」

それに気が付いてから私は、必要なものだけ、必要な人だけ、必要な情報だけを残してSNSを復活させた。

それから今日まで、一度も辛くなることはなかった。
本当にSNSから離れなくて良かったと思う。

何故離れなくて良かったか

1.同じ状況や同じ環境の人だけにすれば居心地が良かった

これまでは様々な状況の人が混じっているアカウントだったので、
自分と違う状況の人を見て、負の感情を抱いてしまうことが多かった。
これも、疲れてしまった原因のひとつだと思う。

ただ、すべてを切るというのは難しい。

そんな時は、アカウントを分けてしまえば良い。
リアルの人用、在宅ワーカー用、悩みを呟く用などで区分けすることで、居心地が抜群に良くなった。

2.寂しい時に寂しいと呟ける場所があるということ

現実世界では弱音を吐けないタイプだからこそ、SNSでは弱音を吐くようにしてみた。
寂しい時は、「寂しい」と呟く。辛い時には、「辛い」と呟く。
そうすることで、精神的に安定するようになった。
同じ心境の人が同感してくれることもあるし、回避策のアドバイスをくれることもある。
孤独を自分の言葉で表すことで、強くなれた気がする。

3.困った時は調べて、聞いて、発信して

在宅ワーク中、ネット回線だったり、パソコンのトラブル、周辺機器のことなどで困ることが多々ある。
そんな時には、SNSで質問をすることで、沢山の人が解答をくれたりする。
あとは、自分が良いと思ったことを発信することで、存在価値を見出すこともできた。

振り回されない強ささえ身に着ければ最強だ

ネット社会の現代であっても、別にSNSをしなくてはいけない訳ではない。
必要としなければ、何も問題はない。

ただ、私自身は極度の寂しがり屋だったと自負している。
それに、ネット社会には長年居座ってきたということもあって、離れることは得策では無かった。
むしろ、負の感情だけを加速させてしまった。

「もっと上手に生きれたら」と思った時、「もっと上手に使えれば」という考えに至ることができた。

在宅ワークはとにかく孤独だ。
在宅ワークは、情報が遮断されてしまう。
在宅ワークは、誰かとのコミュニケーションが無性に恋しくなる。

つまり、在宅ワークのデメリットに着目して、
今必要なことだけ、必要な時だけ、必要な人だけにしてしまえば、最強になるということだ。

離れることだけが解決策ではない。
この時代だからこそ、信じれるものだけを集めていけばいいのだ。

今をどう生きていくか、どう越えていくのか、私たちは試されているのだと私は思う。

顔の見えない世界でも私たちは助け合える。
手を取り合って共に生き抜いていこうではないか。

この記事を書いた人

marukorin

大阪生まれ大阪育ち、大阪ぎらいのフリーライター。
型枠にはまらず人の心にスッと染み込むような文章を心掛けて執筆中。
“好奇心は忠実に”をテーマに「好き」を集めながら生きています。【愛】を活字で具現化したていきたい。

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