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初めてコミュニケーションが難しいと感じた在宅ワーク

    
目に見えない難しさがそこにあった
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初めてコミュニケーションが難しいと感じた在宅ワーク

初めてコミュニケーションが難しいと感じた在宅ワーク

あれ?コミュニケーションってこんなに難しかったっけ?

「もしかして私ってコミュ障だったっけ?」
在宅ワークを初めてから、自分のコミュニケーション能力を疑うようになっていた。

正直、他人とコミュニケーション取ることには自信がある方だった。
相手が何を求めているかを考えて会話をしたり、行動することを心掛けてきたつもりだった。
それによってこれまで沢山の人と交友を深めてこれたのだと自覚しているし、上司や後輩とも良い関係を築いてこれたのだと思っている。

しかし今、そうやって積み重ねてきたはずの“自信”が一気に崩れ落ちるくらいの不測の事態が生じていた。

よく考えてみよう。
これまでしてきたコミュニケーションは相手の表情や声色などから“求めているだろうもの”を読み取ってきた。
相手の姿がそこにあるからこそ、いとも容易く意思疎通を深めることができてきた。

確かに在宅ワークは、相手の姿が見えないし、どんな表情で話をしているかも不透明だ。
それに加えて、声だけでなく文字で行うコミュニケーションもある。
よく考えれば考えるだけ、そんなの難しいに決まっていた。

その時やっと在宅ワークでのコミュニケーションが一筋縄ではいかないことが腑に落ちた。

在宅ワークでは、次から次へと乗り越えるべき“壁”が目の前に立ちはだかって通せん坊をしてくる。
超えても超えても、懲りずに私を試してくる。

そうか、いつまでも悩み続けないといけないのが、在宅ワークなのか。
挫けてしまう前に、どうにかしなくてはいけないな。

声を使わないコミュニケーションが困難な理由

電話やメールでのコミュニケーションを普段からしている人は多いと思う。
どちらもスピーディーで便利なツールなので、利用頻度が高くなるのも当然だ。

しかし、頭のどこかでは「電話やメールでは、すべての感情は伝えられない」ということを自覚していて、
どちらのツールに対しても「100%の力は発揮できていない」と、良い意味で諦めているのではないだろうか。

でもそれは、直接会って話した方が明らかに気持ちが伝わることを知っているからで、表情が見えた方が圧倒的に言葉が生まれやすいことを理解しているからだろう。

電話は直接会った時のコミュニケーションと比較的似ているので、声を使わないメールやチャットでのコミュニケーションに比べて手間は少ない。
問題は文字でのコミュニケーションだ。

メールやチャットが難しいと感じる一番の理由は、「非リアルタイム」というところにあると思う。

今の感情を包み隠さず伝えたとしても、相手からすぐに返答を貰える訳じゃない。
ラリーを繰り返してはじめて成立するものである。
つまり、時間をかけてお互いの感情を読み取っていかないといけないので、とにかく面倒くさいのが弱点になる。

更に、そんな難しさがあるのにも関わらず、表情が見えない、感触が伝わり辛い。
ニュアンスでの会話が全くできないのが特大デメリットと言っても過言ではないだろう。

後々確認すると要点が抜け落ちてしまっていたり、形式ばかりに意識を取られ肝心な感情を乗せられていなかったりなど、ひたすらデメリットばかりが溢れ出してくる。

即ち、在宅ワークでは難易度高の文字でのコミュニケーションがメインになるので、
対面で通用していたコミュニケーション方法だけでは成り立たなくのが当然だったのだ。

実際に困ったエピソード

では、リモートでのコミュニケーションがどれだけ難しかったか、
しくじりまくった私の経験談を書いていくとしよう。

1.ヘルプを出したが、焦って誤字

業務をしているとトラブルが発生することがある。もちろん、疑問が生まれることもある。
そんな時には上司にチャットでヘルプサインを出したり、質問するというのが当時のルールだった。

発生するトラブルは、直ぐに対応しないといけないものばかりだった。いわゆる至急案件。
私は急いで上司にチャットを飛ばしたが、私自身が非常に焦っていた為に誤字だらけの文章を送信してしまう失態をおかした。
それによって1度の文章で内容を伝えきることができず、何度も確認させてしまう羽目になった。
つまり、誤字をすることによって無駄や手間を増やしていたのだ。

このようなミスは10分で解決できるはずのことにも15分かかってしまう。
「誤字をしない!」と意識しておくことは大切だが、トラブルというのは突然襲い掛かかってくるもの。
冷静にトラブルに対応するには、とにかく慣れるしか方法がないのが現実である。

「焦った時こそ大きく深呼吸をして、一旦落ち着いてから対応するべき」
このことに気が付くまで、私は何度も失敗した。

2.連絡が来てるのに気が付かない

在宅ワークでは、パソコンもスマホも同じだけ使用する。
これは、上司との通話をLINEで行っていた時の失敗談だ。

業務に慣れるまでの間、上司からの連絡に直ぐに対応できないことが多くあった。
それは仕事をサボっているからではなく、パソコンでの作業に集中して気が付かなかったからだ。
常にスマホを視野に入れるように意識していたつもりだったが、一生懸命になればなるだけそれが難しかった。
通知音を出せないということも原因の一つになっていたのだと思う。

「必ずすぐに出れるようにしてください」と何度も何度も注意された。

対策としてスマホスタンドをパソコンモニターの横に置くようになってからは、この問題は一気に解消した。

文字でのコミュニケーションでを気を付けるようにしていること

そんな失敗を繰り返しながら学んだことも沢山ある。

【気を付けているポイント】

  • 文章はできるだけ短く端的にする
  • 要点をおさえて適切な文章で
  • たとえ文字であっても相手が人だということを忘れない

現状に合った自分流を見つける

実際に在宅ワークをすることによって、リモートでのコミュニケーションの難しさを知った。
そして、フィーリングだけではやり過ごせないフラストレーションに苛まれながらも、大切なことを学ぶことができた。

対策を練らなければ、いつまでも円滑に仕事を進められないまま、永遠に苦しい状態が続いていただろう。
困難だと感じたなら、自分に合った方法で抜け出せばいい。見つけ出してしまえば、こちらのものだ。

次から次へと悩みや課題が発生する在宅ワークだが、乗り越えた時の達成感は快楽へと変わる。
だから私は戦い続けることをやめられない。

この記事を書いた人

marukorin

大阪生まれ大阪育ち、大阪ぎらいのフリーライター。
型枠にはまらず人の心にスッと染み込むような文章を心掛けて執筆中。
“好奇心は忠実に”をテーマに「好き」を集めながら生きています。【愛】を活字で具現化したていきたい。

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