フリーランスワーママが考える「小1の壁」
2歳差育児しながら在宅ワーク!フリーランスワーママが考える「小1の壁」
子どもがもうすぐ小学生! とはいえ、嬉しいことばかりじゃない・・・?
こんにちは。ライターのおきららです。
2人の保育園児を育てながら、フリーランスで在宅ワークをしています。
上の子が今年の四月で年中さんになった我が家。そろそろ“入学準備”を意識する時期に入ってきました。同級生ママさんたちの間で、「ラン活」という言葉もチラホラ・・・。つい最近産まれたばかりだと思っていたのに、時の流れは速いですね。
さて、そんな保育園から小学校に上がるタイミングで多くのお母さんたちを悩ませている問題があります。その名も「小1の壁」です。
小さなお子さまのいらっしゃるお母さんなら、一度は耳にしたことがある言葉ではないでしょうか。
「小1の壁」とは?共働き家庭にとっての問題は何?
小1の壁とは、保育園を卒園して小学校に入学することにより、仕事と子育ての両立が一気に難しくなる現象のことを言います。
基本的に保育園は、「在園児の保護者は働いており、日中は家にいない」という前提で成り立っています。そのため朝夕の延長保育が使えたり、行事がすべて土日に行われるなど、仕事と両立できるための配慮が数多くなされています。
一方、小学校はそうではありません。
小学校の授業は、長くても15時ごろには終わります。低学年なら、給食を食べず午前中に帰ってくる日も多々。それに加えて、夏休みや冬休みといった大型休みもあります。
もちろん小学校に上がったからといって、たちまち子どもが一人でなんでもできるようになるわけではありません。おじいちゃんやおばあちゃん、親戚などとの同居でもない限り、「ずっと一人で留守番」というのは現実的に無理があります。
そのため、共働きで昼間は大人が家にいない・・・という家庭にむけて、“学童保育”という制度があります。放課後や夏休み・冬休みといった大型連休に、学校やその他施設で子どもを保育してくれるサービスです。
しかし、学童保育は、保育園に比べると終了時間が早いところがほとんどです。
もちろん朝の保育もありませんので、必然的に“子どもが家にいる時間”が長くなります。
しかも、子どもが小学校に上がるタイミングで時短制度が使えなくなる! という企業も多く、両立の難しさを上げる一因となっています。
子どもを預けられる時間は短くなるのに、親の勤務時間は長くなる・・・。
これでは、夫婦そろってのフルタイム勤務は難しいですよね。
私の周りにも実際に、子どもが小学校に上がったタイミングで仕事を辞めたり、扶養内のパートに転向したりと“小学校入学と同時にキャリアを諦めざるを得ないママ”が何人かいました。
また、保育園と比べてフォローする項目が増えるのも小学校の大きな特徴です。
特に低学年のうちは、「宿題のチェックや丸つけ」「明日持っていく物の準備」「ノートや鉛筆などの在庫管理」など、親のサポートを必要とするアレコレがたくさん・・・。
我が家にとってはまだ1年以上先の話なのですが、早くも頭が痛いです。
在宅ワークならではの「小1の壁」も・・・対策はどうする?
また、フリーランスで在宅ワークをしている私にとって、とても大きな懸念点がひとつ。
それは、「学童保育にちゃんと預けられるのか?」という問題です。
共働き家庭や核家族の増加にともなって、学童保育はどこも定員ギリギリ。
また、一度入園すれば、退職などで在園資格を失わない限り卒園まで在籍できる保育園とは違い、学童保育は1年ごとに選考があります。
つまり、1年生で学童保育に入れたとしても、翌年も継続して利用できる保障はどこにもないのです。(一般的に低学年の方が優先順位が高いと言われているので、学年が上がるごとに通りづらくなるようです)
しかも自営業の場合、会社勤めの方よりも優先順位が低く設定されていることがほとんどです。
そのため、我が家にとっては「学童保育に無事入れるかどうか」がかなり切実な問題となることでしょう。
在宅ワーク“だからこそ”乗り越えられる「小1の壁」もある
とはいえ、在宅ワークは悪いことばかりではありません。
時間的な制約の多い会社勤めの方に比べると、在宅ワークは「比較的フレキシブルに動くことができる」という大きなメリットがあります。
はじめての学校生活に適応しようと頑張る子どもを、手厚くフォローできることも多いでしょう。万が一クラスになじめず「今日は休みたい!」と言われたとしても、柔軟に対応することができそうです。
また、自分のスケジュールさえ上手に調整できれば、日中の時間を自由に使うことも可能。
そのため、PTA活動や授業参観といった学校行事も、仕事に穴をあけずに参加することができます。
先ほど述べた“学童保育問題”についてもそうです。
確かにフリーランスの在宅ワークということで、優先順位が低いのは事実です。
しかし万が一落ちてしまっても、すぐに仕事を辞めなければならなくなる・・・という心配はありません。
時間を上手にやりくりすれば、多少収入が下がったとしても継続して在宅ワークを続けることは可能でしょう。
そういった意味では、“小1の壁”を迎え撃つには「会社勤め」より「フリーランスの在宅ワーク」が向いていると言えるのかもしれません。
子どもの気持ちを最優先しつつ、在宅ワークで柔軟に対応していきたい
本人も親もドキドキの、まだ見ぬ小学校生活。
きっと上手くいかずに思い悩むこともあるでしょう。想像もしていなかった、思いもよらぬトラブルに巻き込まれることもあるかもしれません。
そんな日々成長していく子どもを、おおらかな気持ちで見守っていきたい・・・というのは全ての親の理想ではないでしょうか。
フリーランスの在宅ワークなら時間的なゆとりも多く、比較的余裕を持って子どもに接することが可能です。
「ママは仕事があるからダメ!」と拒否することは可能な限り避け、子どもに寄り添った柔軟な姿勢でサポートしていけたらと思っています。