在宅ライティングで興味のない分野でも詳しくなれちゃう?
興味のない分野でも詳しくなれちゃう?在宅ライティングで人生がより豊かに
在宅ワークでライティング。書くのは“詳しいジャンル”ばかりじゃない!?
こんにちは。ライターのおきららです。
主に、フリーランスの在宅ライターとしてお仕事している私。単発的な案件も含めると、これまで多種多様なジャンルの記事についてライティングしてきました。
家事代行サービス
グルメ情報
住宅リノベーション
おでかけ情報 などなど・・・。
もちろん、その全ての分野に造詣が深いわけではありません。正直なところ、「聞きかじった知識」で付け焼き刃的な記事を完成させたことも過去に何度かありました。
本当なら、自分が精通しているジャンルのお仕事のみを受けられればいいのですが、まだまだ駆け出しの私はそうも言っていられません。
特にご紹介でいただいたお仕事や、先方から依頼してくださったお仕事の場合ならなおさら。「せっかくの先方からのご厚意を断るなんてとんでもない!」という気持ちになってしまいます。
調べながら書かなければいけない分、作業効率もあまりよくないのですが・・・。
しかし、悪いことばかりではありません。
「ライティングを通じてその分野への理解が深まった」という嬉しい経験もありました。
今回はそんなエピソードをお届け。私が在宅ワーカーとしての経歴をスタートした頃の経験談です。
服に一切興味のない私が、在宅ワークで“ファッションライター”に?
当時の私は、家庭の事情で勤めていた会社を辞めたばかりでした。
とはいえ、夫ひとりのお給料で生活していくのは心もとなかった我が家の家計事情。そこで、会社員時代から副業でおこなっていた“ライター”のお仕事をメインとして頑張っていくことにしました。
在宅ライターであれば、家でもお仕事ができるぶん家庭との両立もしやすいのでは?と考えたのです。
そうと決まれば・・・と、在宅ワークの収入を増やすためにいろいろなお仕事に応募。
その中で決まったひとつが、某“ファッション情報サイト”のライターのお仕事です。
ファッションやヘアスタイル、メイクなどのトレンド情報が日々めまぐるしくアップされる情報サイト。毎日のようにオシャレについての記事が更新されるため、アクセス数も膨大です。
ありがたくもそちらのライターとして、長期契約で記事を書かせていただくことになりました。
在宅ワークを始めよう! と思い立ってすぐに決まった継続的なお仕事。喜んだ反面「大丈夫かな・・・?」という思いもありました。
なぜなら当時の私は、ファッションには一切興味がなかったのです。
どれぐらい興味がなかったかというと、なんと自分の着る服すら夫に買ってきてもらっていたレベル。
夫は今は営業マンをしていますが、前職はアパレルの販売員。そのため明らかに私よりファッションセンスがあるのです。
そんな私が「ファッション」のライティング・・・。
正直、荷が重いとしか言いようがないのですが、決まったからにはやるしかありません。
最初はやっぱり大変。勉強が大切なのは在宅ワークも同じ!
しかし、最初のころはやっぱり大変でした。
「こういったアイテムの特集記事をお願いします!」というような形で依頼が来るのですが、まず指示されたアイテム名が分からないのです。
バックシャン・・・?グルカサンダル・・・?なにそれ?という状態です。
また、「トレンドを絡めて紹介してください」と言われても、今のトレンドが何なのかが分かっていないので、まずはそれを調べないと記事が書けません。
そこまで文章量の多くないブログ記事ですが、はじめは1本書くのに2時間近くかかっていました。
そんな“ファッション知識ゼロ”だった私。
ライティングをするにあたって、まずはファッションの「お勉強」からスタートしました。
そもそものアイテムの名前や、トレンドのスタイルまで。
例えば、今は“韓国風”のファッションが流行していますよね。
「そもそも韓国風ってどんなスタイルのこと?」
「どういったところが魅力?」
などといった根本のところから、ファッション雑誌やインフルエンサーの投稿などをチェックして学んでいきました。
そうした地道な努力を続けていくことで、今のトレンドや各ブランドごとの売りなどが少しずつ理解できるように。
自分の中のファッション分野の引き出しが増えるにつれて、執筆にかける時間もだんだん短くなっていきました。
会社員時代にもさまざまな研修があり、携わる媒体の勉強会などに何度も参加した記憶があります。
日々の勉強が大切なのは、フリーランスの在宅ワークでも同じなんだな・・・と感じました。
ファッション業界の在宅ワークのおかげで、自分の興味が広がった
お仕事を続けていくことで、少しずつファッション自体への興味も出てくるようになりました。
それまでは表示されてもスルーしていたファッションブランドのSNS広告を、目を止めて見る回数が増えました。
街を歩いていても「このぐらいの年代の人はこういうファッションをしているな」などといったことを無意識にチェックするように。
興味のなかった分野でも、知識が増えることで「自分と関わりのあるジャンル」になります。単なる記号でしかなかったファッションが、たちまち意味を持って私の人生に関わってくるようになりました。
いくらファッションに興味がなくても、服を着ずに裸で生きていくことはできません。
そんな「生活必需品」とも言える服装に興味を持てるようになったのは、嬉しい変化でした。
なんだか人生が豊かになったような気がします。
また、興味のあるジャンルが増えることにより、新しいお仕事も広がっていきました。
ファッション分野の造詣を深めていくことができたので、別企業のファッションコラムのお仕事をいただくことができました。
今後も誠実な在宅ワークで恩を返していきたい
今思えば、ファッション知識のなかった私を“ファッションライター”として引き入れてくれた最初のクライアント様は、かなり懐が深いですね。
お仕事の面でもプライベートの面でも私を成長させてくれたクライアント様だな、と感じます。
ちなみにこのクライアント様とは、今でもお取引が続いています。
今後も誠実なライティングを続けることで、少しでも恩を返していければと思っています。