チャットレディは甘くない!
チャットレディは甘くない!
こんにちは!COCCOです。
私は50歳のときにチャットレディを初体験しました。
稼いだお金は163,000円でした。
小遣い稼ぎには丁度いいんじゃないのと思ったのですが、現実は甘くなく翌月の収入は3,000円になってしまいました。
そんなこんなのチャットレディ体験記をお話します。
チャットレディデビューは50歳
私はある会社と契約してホームページの作成をしていました。
ところが突然その会社から契約を切られてしまったのです。
しばらくは貯金を切り崩しながら生活していたのですが、新しいクライアント先が見つからず悩んでいました。
そこで、仕事を探して検索するとチャットレディの仕事が出てきました。
チャットレディがどういう仕事なのか、もちろん知っています。
私はチャットレディのサイトを見に行きました。
すると60代の方も登録されていて、どうやら稼いでいる雰囲気です。
深い考えもなくそのサイトに登録していました。
私はチャットレディをするための準備としてウィッグを買いました。
いよいよ初デビューの日
私は念入りにというか厚塗りの化粧をしてウィッグ被りチャットの待機をしました。
すると次々に男性がチャットルームに入ってきます。
できるだけ話だけで、時間を延ばしたい私はアレコレ話題をふるのですが結局目的はひとつです。
「おっぱい見せて!」と言われてこちらからチャットを切ることを繰り返していました。
その日は3時間くらいで疲れ果ててしまいログアウトしました。
翌日も厚塗り化粧にウィッグでチャットの待機をしました。
中には話をするだけの人もいます。
話だけで60分とかというラッキーなこともありました。
オイシイ仕事だったけど
印象に残るお客さんがいます。
1回目は普通の話だけでした。
それで60分くらい時間を使ってくれたと思います。
最後に「明日も来るから白い手袋用意しておいて」と言われたのです。
私は翌日、白い手袋を買ってログインしていました。
その人は約束通りログインしてきました。
私に白い手袋をつけるように言うと、またたわいもないお喋りで60分でした。
その人は毎日ログインしてきます。
そして手袋を着けた私と話をするだけでした。
そんなことが続いていた日
「見てて」と言って、その人が裸になったのです。
チャットルームは女性側の過激な露出はできませんが、男性側は全裸になってもOKだったような気がします。
裸を見るのが嫌だった私は、慌ててチャットを切った覚えがあります。
その人は白い手袋が好きな特殊な性癖を持っていた人だったのでしょう。
せっかくのリピーターでしたが、私に根性がなくて終わりになりました。
そんなこんなで初月が終わりました。
稼いだお金は163,000円でした。
様々な男性の普段は見られない姿を見ることで、私の気分はブルーになっていきました。
気分はブルーでしたが簡単に稼げることで、まだ続けようと思っていました。
翌月も厚塗り化粧にウィッグで待機をしていました。
ところが私のチャットルームに訪れる男性はいません。
来ても1人とか2人です。
私は何故なんだ?と不思議に思ったのですが、カラクリがあったのです。
チャットレディは最初の月はデビュー期間ということで、男性側のポイントが半分で遊べるのです。
だから初月はなんとなく稼げてしまうのです。
チャットレディは初月でガッチリとリピーターのお客さんを作らなければ稼げないシステムです。
エッチなことを避けていた私にリピーターなどいるわけもなく、ずっと待機という状態になります。
毎日ログインしていましたが、厚塗りのため化粧に時間もかかりバカバカしくなってやめてしまいました。
チャットレディをやめた私は、飲食店で仕事を見つけてまじめに働いたのでした。
チャットレディになろうと思ったモチベーションはどこからきたのか
何故、チャットレディをやろうと思ったのでしょうか?
いま考えるとわからないのです。
高収入という謳い文句に引かれたのか、簡単にできそうだったからか?
どれも当てはまるのですが、やってみて思ったのはチャットレディの仕事は病むということです。
過激なサービスをしなくても、画面越しの男性はこちらを人間扱いはしません。
あくまでも自分の欲求のはけ口なのです。
はけ口にされることに、慣れなかった私には向いてない仕事なのでしょう。
チャットレディをやめてからも、少しの間ブルーな気分でした。
画面越しですから特別な被害があったわけではありません。
しかし男性の欲望というのは幾つになっても尽きないものだと、しみじみと思ったのです。
私に向いている仕事はなにか?
私はコツコツとひとりで仕事をするのが好きです。
ホームページの作成もコツコツとする仕事です。
Webライターもコツコツとする仕事です。
現在の私はWebライターをやっていますが、しみじみ自分に向いていると思います。
納期に追われて、しんどい作業が続いてもWebライターをやめたいと思ったことはありません。
50歳のあの日チャットレディをやった経験はムダではなかったと思います。
もっと根性があればもっと稼げていたかもしれませんが、自分にはできることと、できないことがあるのだと勉強になりました。
チャットレディで稼ぐならメンタルの強さが必要です。
私みたいに、いちいちブルーになっているとチャットレディはできません。
稼ごうと思うなら根性を決めないとダメでしょう。
しかし長く続けることはできない仕事だと思います。
知らずしらずにメンタルは削れていくかも知れません。
50歳でチャットレディデビューは、ずいぶん遅いデビューですが私には無縁の世界でした。
私はコツコツとパソコンに向かいキーボードを叩いていることが合っています。
結局、仕事はある程度は好きなことしか続かないのではないかと思います。
甘い欲望に駆られて足を踏み入れたチャットレディの世界でしたが、世の中そんなに甘くないことを痛感しました。
簡単には稼げないと勉強になりました。