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眠気対策に失敗!仕事どころではなくなった話

    
徹夜対策に張り切りすぎて大失敗を招いたトホホな話
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眠気対策に失敗!仕事どころではなくなった話

眠気対策に失敗!仕事どころではなくなった話

在宅歴3年で、ライターや編集をしているaiaiです。
仕事が詰まっているときには、なんとか納期を守るために深夜作業になることもありますよね。眠気に打ち勝つために、自分なりの方法を試していますが、ときには大失敗することもあります。

納期直前。徹夜覚悟で準備万端

一昨年の秋のこと。ありがたいことに、そのころの私はご依頼いただいたたくさんの仕事を抱え、毎日昼も夜も必死に原稿を書いていました。ちょうど「これから東京オリンピックに向かって盛り上がっていきましょう!」という時期で、過去のオリンピックの各競技に関して、調べて書く内容が多かったため、調べものに膨大な時間が掛かっていたことをよく覚えています。1本仕上げるまでに、普段の倍近い時間が掛かるため、常に「納期に間に合うだろうか…」とプレッシャーを感じる日々。

事件は、別々のクライアントに合計10本の原稿を納品しなければならない日の前日に起こりました。どう考えても徹夜作業になることは、昼間のうちからわかっていたため、準備に余念のない私は、まず、買い物に行ってドラッグストアで1本1000円以上するドリンク剤を購入。それ以前に、一度だけ飲んだことがあったのですが、そのときには眠気なんて全然感じないどころか、一睡もしなくても1500メートル走を全力で走り切る自信がわいてくるほど、気力体力が充実していました。あまりにも効き目があり、そしてお高いので、これは「ココ一番」というとき用にとっておこうと、頭の中にインプットしていたのです。

次に夕食は、調理にまったく手の掛からないものをと考え、実家からもらった牛肉をさっと焼くことに。野菜はきゅうりとトマトを切っただけのサラダです。こんなカンタンな夕食でも家族から不満が出ないわけ。それは、めったに食べることができない某高級ブランド牛だから。産地に父の友人がいて、ごくたまに送ってきてくださるものを分けてもらったのでした。
家族が喜ぶのはもちろん、「今日は徹夜だからスタミナをつけよう!」と私自身もテンションが上がっていました。

いつもより少し早めの夕食。脂の甘みが最高な高級ブランド牛を家族で味わい尽くし、幸せな気分でごちそうさま。さあ、あとは仕事を頑張ろう!と仕事部屋に向かいました。

あら、なんだか…お腹の調子が…

仕事部屋に入ってから約2時間、順調に原稿を書き進めていたのですが、ふとわき起こるお腹の違和感。痛いというのではなくて、なんだかムカムカ、モヤモヤするような…。できるだけ気にしないようにして、仕事に集中していましたが…。どんどん気持ち悪さが増し、仕事どころではなくなっていきます。もうダメかもと、トイレに飛び込んだ瞬間、上からも下からもピーヒャラ祭りがスタート。なかなかトイレから出られず、時間は刻々と過ぎるばかりです。お祭りが少し落ち着いた頃合いを見計らってトイレから脱出し、部屋に戻ってパソコンの前に座ってもなお、油断するとあの違和感が戻ってくるため、何度も何度もトイレに駆け込みました。

トイレとの往復を繰り返し、フラフラになった私は、少し横になって休憩することに。すると、さっきまで死闘を繰り広げていた体は疲れ切っていたのか、猛烈な睡魔が襲ってきたのです。「これはマズイ。ここで眠ったら絶対に納期に間に合わなくなってしまう」。そう考え、ボ~ッとしながらもどうにか立ち上がり、昼間に買っておいた例の高級ドリンク剤を飲むことにしました。ゴクゴクと飲み干すうちに、気のせいかグングン元気が出てくるようです。

威力バツグンなドリンク剤のおかげで、パワーをチャージできた私は、気を取り直して原稿を進めることにしました。パソコンを叩いているうちにもどんどん気力がわき上がり、体の内側が熱くなってきます。「お~、燃えるぜ~!」変なテンションで原稿を書き上げていきました。

これはヤバイ…立ち上がれない

体から放出され続ける情熱のパワー。さすがにお高いドリンク剤だけあるわ~と思っていたのですが…。違う。情熱のパワーは体のなかの一点に集中しているのに気づきました。お腹が変に熱くなり、脈打っている…!
やがて訪れた、その日最大のビッグな腹痛。「いたたたた!」と転げ回ってはいるのですが、まだトイレに行きたい感じではなく、ただただお腹が痛いだけ。痛みが内にこもっているような感覚です。こうなるともう、原稿を書くどころか、普通に座っていることすらできません。あれこれ試して一番痛みがマシな姿勢をとり、ジッと固まっていました。

しばらくして腹痛の種類がなんとなく変わってきたと感じたのを機に、ソロソロとトイレに行き、苦しみながらもなんとかスッキリ。
腹痛もなくなって「ああ、やっとこれで仕事に掛かれる」とホッとしたのもつかの間。今度は便座から立ち上がれなくなってしまったのです!立ち上がろうと思っても、まったく体に力が入らない。どこかが痛いとかそういうことはないのですが、まるで自分の体ではないかのようにフニャフニャなのです。家族の手を借りて、ようやく仕事部屋に戻ったときには、すでに夜中の1時前になっていました。

そこから気力を振り絞り、まさに一睡もせずに原稿を書き続け、なんとかすべて納品できたときには全身から力が抜ける思いでした。

極端な眠気対策は逆効果になり得る

納品後、念のために病院に行ったのですが、特に体に問題はありませんでした。
今回の顛末をお医者さんに話してみたところ、まずは食べ慣れない高級霜降り肉の脂分により、消化不良を起こしていたこと。そして、お腹を壊して弱っているところに、普段は飲まない高級ドリンク剤を流し込んだことで、さらに体がビックリしたのではないか、体に力が入らなかったのは、軽く脱水症状を起こしていたのかも、ということでした。あるいはそのころ、秋の花粉症を発症して薬を飲んでいたため、飲み合わせが悪かったのかもしれません。

徹夜に備えて、張り切って準備していたことが完全に裏目に出てしまった私。やはり、慣れないことをすると体に負担を掛けてしまいますね。
実はそれ以降も、眠気対策としてメンソールを鼻の下ではなく目の下に塗り、目が痛すぎて開けられなくなるという事件も起こしたことがあります。
極端な眠気対策は、逆効果になってしまうので、皆さまもぜひお気をつけくださいね。

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