在宅ワークをしている方必見!!現役ワーカーによる体験談ブログ

文だけのつもりが、写真撮影で四苦八苦……。

    
なんとかならないこともある
\ この記事を共有 /
文だけのつもりが、写真撮影で四苦八苦……。

文だけのつもりが、写真撮影で四苦八苦……。ほろ苦い在宅ワークデビュー

WEBライターとして活動しているmochiと申します。
今回は、私の在宅ワークデビューの時のお話をご紹介したいと思います。

数年前、ある化粧品のモニター体験記のお仕事を受けた在宅ワーカー初心者の私。
元々文章を書くのは好きだったので、なんとかなるかなと思ったのですが思わぬ落とし穴があったんです……。

【1】これならできるかも! 化粧品のモニター体験のお仕事

元々、システムエンジニア、そして受付事務として働いていた私。
子どもを出産してからは、周りに頼る人もおらず、また保育園激戦区だったこともあり専業主婦として暮らしていました。
ですが、日に日に仕事をしたいという気持ちは膨らむばかり。
土日や夜間だけでも働けないかと求人サイトを見る毎日でした。

そんな時、「完全在宅OK」というお仕事を発見。よく読むと、それはある化粧品のモニター募集のお仕事でした。
お仕事内容は、通信販売されている化粧品(クリーム)を数日使ってその使用感等を記事として提出するもの。
ブログのようなラフな文章で良いうえ、専門知識やお仕事経験も不要と書いてありました。
また、トライアルに合格した場合は継続発注も可能。
毎月数万~十数万円稼いでいる人もいるということでした。

少し迷ったものの、有名求人サイトに載っていた情報だったこともあり意を決して応募。
元々文章を書くのは好きでしたし、モニター品が化粧品という身近なものだったことも背中を押してくれました。
また、商品代金はお相手側が負担してくれるということも安心材料のひとつでした。

応募後、早速クライアント様からも連絡を頂き、お仕事をすることになりました。早々にモニター用商品も届き、「これで仕事ができる!」とワクワクしたのを覚えています。

【2】文章を書く前に、写真撮影で「待った」が……。

化粧品のモニター体験記ということで、商品が届いたらすぐに文章を書くつもりでいたのですが、クライアント様からの指示は「まずは開封せず段ボールの状態で撮影をして下さい。段ボールの写真がOKなら、それを開封したところの写真、商品が入っているパッケージ箱の撮影、商品の撮影、商品の中身の撮影、そして文章作成です」とのこと。
さらに、写真に一貫性を持たせるためなのか「撮影背景はフローリングで」と指定があったのです。
ですが、我が家の部屋は殆どがカーペット敷きか和室。慌ててカーペットをめくって、撮影スペースを確保しました。

そして、サンプル画像として提示されたものを見ながら、段ボール箱を上部から、斜めからと複数枚撮影し早速送付。
これで次のステップに行ける……と思ったのですが、クライアント様からは「画像が暗い」「画質が荒く、文字が見づらい」とリテイク。
夜、子どもが寝た後に撮ったうえ、古いデジタルカメラしか持っていなかったため写真自体が暗く、クオリティが低いと指摘されてしまいました。
というわけで、慌てて翌日明るい昼間に再チャレンジをしました。
子どもはベビーチェアに入れて動かないようにしたうえで撮影して、どうにか段ボール箱写真、そして開封後写真のOKをもらいました。
続いては、化粧品のパッケージ箱撮影。
今度は手に持った写真が必要だったため、あれこれ工夫をしながら撮るのですがそれがまた難しいものでした。
右足でめくったカーペットを押さえ、左足で子どものベビーチェアを揺らし、左手で商品を持って右手で写真を撮影……。
手のひらほどのパッケージ箱を、向きや角度を変えながら数十枚撮影しました。

そして何よりも難しかったのが、その化粧品自体の撮影でした。
銀色のパッケージに淡い色で商品名が書かれているおしゃれなものだったのですが、光が反射してその商品名になかなかピントが合わないのです。
また、角度によってはそのパッケージにデジタルカメラや周りの風景などが映り込んでしまい綺麗な写真が撮れません。
高性能なデジタルカメラであればうまく撮影できたのかもしれませんが、古いデジタルカメラでは限界がありました。

さらに、我が家は東向きのため朝しか自然光が入らず撮影ができる時間も限られています。
グズる我が子をなだめながらの撮影は、ただただ辛いものでした。
その後も、化粧品の中身の撮影(指先に化粧品を出したところや、手の甲に出してなじませたところなど)と続き、気づけば写真撮影とそのやりとりだけで一週間以上がたっていました。
毎回謝る私に、「慣れるまでは仕方ないです」とクライアント様が優しく対応してくれたのが、救いでした。

【3】1つのモニター体験記に、ものすごい時間が……。

その後、どうにか文章作成まで完了し、検収完了。ありがたいことに、クライアント様からは継続のご依頼もいただきました。
継続となれば、在宅でありながらも多少たりとも家計を潤わせることができます。
家のローンや子どもの将来を考えると、ぜひ継続したいという思いも強くありました。

ただ、やはり気になるのは写真撮影。
今回は、クリーム1本だけのモニターだったのですが、それでもかなりの時間と精神的負担がかかりました。
もしもこれが「トライアルセット」など化粧品が複数入ったものだったら、時給は2桁程度になってしまうかもしれません。
また、当時はまだ子どもがハイハイもできなかったのでどうにかなりましたが、今後動き回るようになると写真撮影どころではなくなることも予想されます。
さらに、ちょうど撮影の前後ぐらいから手荒れがひどくなり(手湿疹といわれる状態でした)、手の甲に化粧品を出しての撮影というのも難しいのではと思いました。

そのため、クライアント様には大変申し訳なかったのですが事情を話し、継続は辞退させていただくことにしました。
クライアント様も了承して下さり、文章1本分の報酬を振り込んでいただきそのお仕事は終了しました。

【まとめ】体験記は、文章さえ書ければ良いというわけでは無かった

モニターを数多くこなしている方からすると当たり前なのかもしれませんが、体験記は文章だけが大切な訳ではありません。
読者の方を惹きつけ、またより商品を詳細に知ることができる写真も、大切な要素なのです。
当時はそれに気づかず、軽い気持ちで応募をしてしまい、クライアント様にも大変ご迷惑をおかけしてしまいました。

その後、しばらく在宅ワークはしていなかったのですが、子どもが幼稚園に入ったのをきっかけに再度お仕事をはじめました。
現在は新しいデジタルカメラも購入しましたが、私には写真の才能は無いと感じたため文章のみのお仕事を引き受けています。

また、お仕事をする際にはどのぐらいの提出物が必要かなども見極めながら引き受けるようにしています。

Copyright©在宅ワークブログ,2024All Rights Reserved.