たびたび納期に遅れます!
たびたび納期に遅れます!
こんにちはCOCCOです。
Webライターと納期は切っても切り離せない関係です。
仕事を請け負えば必ず納期があります。
納期は守るのが当たり前です。
納期が守れないライターは、ライター失格でしょう。
私は過去に納期が守れなかったことが2回あります。ライター失格ですね。
そんなライター失格の私がとった行動をお話します。
絶対無理!納期に間に合わない!
仕事を受ける時、納期を考えて自分のできる範囲で仕事を受けます。
私も、自分のできる範囲で仕事を受けています。
ところがそのタイムスケジュールが狂ってしまうことがあるのも事実です。
納品した記事が修正で戻ってくると、修正に時間を取られてしまいます。
また、この記事なら2日で書けると思っていても意外に時間が取られることもあります。
すると、どんどんスケジュールが押してしまい予定の期間で書けなくなってしまうことがあります。
私もサボっているわけではないのに、納期までに記事が仕上がらないという窮地に追い込まれてしまいました。
納期は明日!書けていない記事がまるまる1本!絶対無理!
Webライターの方なら、この恐怖感と絶望感はわかっていただけるのではないでしょうか。
どうしよう、どうしょうとひたすら焦っても、記事は間に合いません。
その週に受けていた記事は5本だった
納期に遅れることになったのは、一気に5本の記事を受注したことがきっかけでした。
どれもリライト記事で、そんなに時間が取られるとは思っていなかったのです。
元記事の文字数は5000文字から8000文字でした。
それをリライトしていくのですが、私はその仕事をナメていました。
「リライトなんかカンタンじゃん!」と思っていたのです。
ところが、仕事を初めてみるとカンタンどころか、ほぼほぼ書き直し案件でした。
記事を仕上げて納品しても修正で戻されることもあり、1週間で4万字以上の文字を書かなければいけません。
その上、画像の選定も1記事に対して50枚近くあるという恐ろしいことになってしまったのです。
必死で仕事をしたのですが、最後の1記事が手つかずで明日が納期という結果になってしまいました。
最後の記事の文字数は8000文字、画像は30枚以上です。
絶対に間に合うわけもなく、パソコンの前で途方に暮れてしまいました。
クライアントに連絡しなければ!
納期は明日です。
記事はできていません。
クライアントに連絡しなければいけません。
1分1秒を争うのに、私は最後の記事を書く気を失くしていました。
どうしても、やる気が起きないのです。
そうです、6日間、集中しすぎて集中力がなくなっていたのです。
ボーとパソコンを眺めながら、クライアントにする言い訳を考えました。
そして最後の1記事は書きたくありません。
最後の記事を書かなくてもすむ言い訳はないかと必死で考えました。
クライアントへの言い訳は
言い訳は「入院します」でした。病名は「急性胃腸炎」です。
私は急性胃腸炎になり、脱水症状を起こしてしまい入院するというテイです。
最後の記事も書けませんとクライアントに連絡しました。
私はやってはいけないことをしてしまったのです。
クライアントはどう思ったのでしょう。
クライアントからの返事は「かしこまりました」だけでした。
「お大事に」でもなく、ただ、「かしこまりました」という言葉だけです。
「かしこまりました」という言葉の響きに、冷たさを感じてしまいました。
納期と仕事から開放された私は、確かに安堵感はありましたがもっと大きな罪悪感に苛まれてしまいました。
え!ウソはバレていた
そのクライアントが抱えているライターは100人以上います。
納期に間に合わずにウソをつくライターも中にはいるでしょう。
私のように突然入院するライターもいるかもしれません。
クライアントにとって、私がついたウソは聞き飽きた言い訳だったかもしれません。
私が本当に入院したかどうかなど、クライアントにとってはどうでもいいことです。
実際には、納期が守れずに記事をキャンセルしたという事実だけです。
クライアントの「かしこまりました」という言葉の裏には、バレてますよという意味が含まれていたのかもしれません。
記事をキャンセルしたことを責められることはなく、そのクライアントの仕事は続けています。
なぜクビにならないのか
あいかわらずクライアントからは仕事の発注があります。
納期に遅れてしまったのに、文字単価は上がりました。
私はクビになりませんでした。
そのクライアントの仕事内容はキツいものです。
そのクライアントとは半年以上の付き合いになります。
私は半年以上キツい仕事をしてきました。
私がクビにならないのは、きっと辞めていくライターが多いのだと思います。
一定ラインの仕事ができるようになるまでに時間がかかってしまう仕事です。
運がよかっただけなのか
私は運良くクビにもならずに仕事を続けることができていますが、他のクライアントだったらどうでしょうか。
抱えているライターの数が少ないなどクライアントによっても事情は違うでしょう。
普通なら納期に遅れると一発クビではないかと思います。
納期に遅れるのは、ライターとしての信用をなくすことです。
しかし、納期に遅れるライターは意外に多いという話を聞いたこともあります。
だから自分もいいのかというと、違います。
納期に遅れないというのは絶対に守らなければいけないことです。
窮地に落ち込んだ私は「入院」という言い訳でその場をしのぎましたが、2度目は無いです。
あの罪悪感をまた感じることは絶対に嫌です。
私はWebライターとしてのプライドもあります。
そのプライドに恥じないように、必ず納期を守りたいと深く、深く思うのでした。