副業の難しさ!本業が繁忙期でも、在宅ワークの時間は捻出できるのか
副業の難しさ!
本業が繁忙期でも、在宅ワークの時間は捻出できるのか
こんにちは。ライターのおきららです。
今は“フリーランスの在宅ライター”として気ままな在宅ワークライフを過ごしている私ですが、以前は会社員として働きつつ、副業で在宅ワークをしていました。
今回は、そんな私が副業時代に直面したエピソードをお届けします。
副業として在宅ワークデビューできたのは、“自由な社風”のおかげ
会社員時代の私は、とある広告代理店に制作として勤めていました。
ベンチャーによくあるボトムアップの自由な社風で、比較的風通しのいい会社でした。
副業オッケー?自由な職場環境
当時はまだ「副業禁止」の会社も多かったように思いますが、私の勤めていた会社はわりと自由でした。実際、先輩や同僚たちも何人かは副業をしていました。
職場が繁華街付近にあったこともあり、女性の先輩の中には「お仕事後にラウンジで働いているよ!」という方も。
とはいえ、もちろん本業が優先。
繁忙期には終電での帰宅になることも多い中、みなさんなんとか副業の時間を捻出していたようです。
“副業”をすんなりと受け入れられた
そんな環境だったからか、私にとって“副業”はそこまで遠い存在ではありませんでした。
とはいえ、入社当初は覚えることがたくさんあり、いっぱいいっぱいな日々。
仕事以外のことを考える余裕はありません。
2~3年経つと、業務にも慣れ、落ち着いてきます。
そのころから「そろそろ私も副業でもしようかな」と思うようになりました。
私が選んだ副業は“イラスト制作”の在宅ワーク
今となっては「ライティング」のお仕事をメインで受注している私ですが、当時は“文章作成”の在宅ワークは考えられませんでした。
「仕事で文章をたくさん書いているんだから、家では違うことをしたい」という思いがあったのです。
「せっかくなら、趣味と実益を兼ねた在宅ワークができたらいいな」と思っていた私。
選んだのは“イラスト制作”でした。
学生のころから“マンガ描き”だった私が選んだ在宅ワーク
小さいころから絵を描くことが好きだった私は、学生時代に趣味でマンガを描いていました。
自分で描いたマンガを本にして販売。SNSでイラスト用のアカウントも作成し、趣味の合う方たちとの交流を楽しんでいました。
しかし、仕事を始めてからは忙しくてなかなか時間がとれず、マンガ制作からは離れていました。
そんな、大好きだった“お絵描き”。
副業として在宅ワークに取り入れれば、たとえ収入が微々たるものだったとしても、楽しんでお仕事ができるのではないか? と考えました。
副業の在宅ワークとして、“収益目的”でのイラスト制作をスタート
以前から自分の制作物を売っていたとはいえ、それはほとんど趣味。
印刷代やその他経費を差し引くと、利益が大きく発生するようなものではありませんでした。
しかし、SNSなどの各種サービスが充実してきたこともあり、有償でのイラスト制作依頼をカンタンに受けられるようになってきていました。
利益を意識して依頼を受注すれば、それなりに稼ぐことができそうです。
しかも、イラスト制作の作業環境はもともと整っていたため、時間さえ捻出できればすぐにお仕事を始めることが可能。
こうして私は、“イラスト制作”のお仕事を本格的に受けていくことにしました。
とはいえ、はじめはなかなかお仕事量が安定しませんでした。
依頼をいただくのはほとんどが個人のお客様だったので、継続的な受注が少なかったことも原因です。
地道にSNSなどで広報していくことで、発注数もゆっくりと増加していきました。
ヤバイ、繁忙期!副業の在宅ワークをする時間は捻出できる?
時間をかけて少しずつ実績を積むことで、徐々に軌道に乗ってきた在宅ワーク。
しかしお仕事量が増えてくるにつれて、副業ならではの“大変さ”がのしかかってくることになります。
副業でのイラスト制作の難点は、“とにかく完成に時間が掛かる”こと
元々絵を描くのが好きだった私は、仕事とはいえ楽しんでイラスト制作の副業をこなしていました。
しかし収入はそこまで多くなく、「安定した副業収入」とは言えませんでした。
その原因は、時間的な効率の悪さです。
1枚のイラストを完成させるのはかなり時間がかかります。
平日は会社のお仕事が終わってからの作業になるので、取れる時間は1日せいぜい2~3時間程度。
予定のない土日にまとめて作業を進めても、1枚のイラストを完成させるのに1週間はかかります。
本の表紙など一定以上のクオリティを求められるイラストの場合だと、修正対応なども含めて1ヶ月近くかかることも少なくありませんでした。
本業の繁忙期と副業の発注がバッティング!バタバタの在宅ワーク
あるとき、比較的大きめのご依頼を受けました。
白黒のイラスト10枚、カラーイラスト2枚の合計12枚にもなる大ボリュームです。
過去にも別件でご依頼いただいた方だったこともあり、快諾。
計画的に少しずつ作業を進めていきました。
しかし、途中で大きな問題が発生。
本業に急に大きな仕事が舞い込んで、繁忙期とバッティングしてしまったのです。
山ほどある本業のお仕事をなんとかこなすため、毎日残業。
帰宅が夜中になることも多くあり、在宅ワークに取り掛かる余裕もなくベッドに倒れ込む日々が続いてしまいました。
そうこうしているうちに在宅ワークの方の締切もギリギリに。
終電で帰宅した後に、着替えもそこそこに明け方まで作業・・・というギリギリの状態で在宅ワークを進めていきました。
その結果、なんとか期限内に全てのイラストを納品。
忙しさの中でもクオリティは落とさないようにしていたため、先方にも満足していただけたようです。
しかしその代償に、最後の1週間は毎日睡眠2~3時間というハードスケジュールさでした。
本業の方の多忙さも相まってフラフラだったのを覚えています。
本業の忙しさを見越して、計画的に受注することが大切だな・・・と感じた出来事でした。
時間のバランスを上手に取って、計画的な在宅ワークライフを
今回は、無計画に副業を受注してしまった私の「失敗エピソード」をお届けしました。
いくら副業とはいえ、在宅ワークもれっきとしたお仕事。
受注したからには最後まで投げ出さず、きちんと完了させる必要があります。
みなさんも時間の使い方に注意して、計画的な在宅ワークライフを過ごしてくださいね