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フリーランスに土日はない?休日宣言をして変わったこと

    
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フリーランスに土日はない?休日宣言をして変わったこと

フリーランスに土日はない?休日宣言をして変わったこと

WEBライターとして、7年ほど活動しているmochiと申します。
元々はシステムエンジニア、そして受付事務として仕事をしていましたが、出産を機に退職。
子どもの急な発熱等にも対応できるかな、という思いから在宅ワーカーとしての仕事をはじめました。

家族を優先するために在宅勤務をはじめたものの、気づけば土日など家族団らんの時間にも仕事をする日々……。
段々と仕事に追い詰められるようになってしまいました。
今回は「これでは本末転倒!」と思い、決めたことをご紹介します。

【1】迅速な対応をモットーにしていたものの……。

会社員時代には「迅速な対応」をモットーにしていた私。
終業後や休日にもメールには即返信をし、周りからも「対応が早いね」と評価していただいていました。

在宅ワーカーとして働き始めたときにも、もちろん迅速対応を心がけており、ワーカーとしての自己紹介の時にもその旨を記載。
依頼されたものも、できる限り即対応をして納期より前に納品することを心がけていました。
そのため、メッセージツールは常にチェック。
本来ならゆっくり過ごすべき休日や夜にも、依頼や問い合わせが来ると「対応しなくては!」とパソコンを立ち上げることもしばしばでした。
特に納品後は、差し戻しがいつ来るかと思うと落ち着かず、チェック完了のステータスになるまで何度も管理シートをチェックすることもありました。

また、小型のノートパソコンを手に入れた後は、あちこちに持参して隙間時間に仕事をすることに。時には仕事をしながらご飯支度をしたり息子の習い事について行ったりと、全くメリハリのない日々をおくることになってしまいました。

そもそも家族を優先するために在宅を選択しているのに、本末転倒になってしまっていました。

【2】それでも、「休日宣言」は怖かった。

その当時は来たメッセージにすぐに対応をすると、クライアント様からは「迅速なお返事ありがとうございます!」「助かりました!」と返事が来ていました。
温かなお言葉だったのにも関わらず、どうしてもその時の私にはそれがプレッシャーに感じてしまい「次もきちんと返信しなくては!」と思ってしまっていました。
怖かったのは、対応が遅くなったり急ぎの依頼を断ったときに「だったら別のワーカーさんに頼みます」と見放されてしまうこと。
今思えば、自分の仕事に自信が無かったため「私の取り柄は対応の早さ」と思っていたのかもしれません。

ですが、そんな日々が続くと、やはり心身ともに負担は増えていきます。
ベッドに入っても鳴るスマートフォン。
ふと夜中に目覚めたときや休日で外出しているときにも「依頼が来ているかも」「修正対応が必要かも」と、メッセージアプリを立ち上げることもありました。

そして、そうやって、私が常に仕事を意識していることは家族も分かっているようでした。
息子も、私がスマートフォンを触っていると「仕事?」と聞いてくるようになりました。
「そうだよ」と答えると少しさみしそうな顔になり、「違うよ」と聞くと嬉しそうにするようになりました。
また、夜ご飯の後などにパソコン作業をしているとどこかつまらなそうな顔をすることも……。

夫との晩酌タイムも控えめになり、夫婦の会話も昔に比べると減り気味になってしまっていました。
眠る直前までスマートフォンやパソコンに触れているためか、寝付きが悪くなり朝起きるのが辛くなってしまうこともありました。

「このままでは自分も家族も駄目になってしまう」という思いは、日に日に増えてきていました。

そこで、思い切って「土日はお休み」「平日の仕事は夕方18時まで」と宣言することを決意。
仕事が減ったらどうしよう、という思いもありましたが身体や家庭が壊れたらそれこそ仕事が全くできなくなってしまう可能性もあります。

ちょうど新しい依頼が来ていたので「週明けからの作業でも良いですか?」というメッセージを送ってみました。

【3】結果、休日宣言をしても問題は無かった。

週明けからの作業で良いかどうかを聞いたところ、クライアント様はあっさりと「もちろん大丈夫です」と言ってくれました。
今までいっぱいいっぱいになってしまっていたのは何だったのだろう……と思うぐらいにあっさりとした言葉に拍子抜けしたことを覚えています。
また、その後夜に急な依頼が来たこともあったのですが向こうの方から「明日以降の作業で良いですよ」と言っていただいたことも。

ほっとしたので、他のクライアント様(当時は3社とお仕事をしていました)にも「稼働時間は基本的に平日昼間」ということをお伝えさせていただきました。
結果、どのクライアント様からも「大丈夫です」とお答えいただきました。
もちろん、それで仕事の依頼がなくなったり減ったりすることもありませんでした。

そしてもう1つ。カレンダー上の休日とは別に月に1度、平日にも休みを取ることに決めました。
土日はどうしても家族優先になってしまうため、自分の時間がなかなか持てなかったのですが平日を休日扱いにすることにより、メリハリが生まれることを期待したんです。
平日でも「今日は休み」と決めた日にはメッセージアプリのユーザー名に「*月*日はお休みです」と記しておくことにもしました。

自分で決めた休日前に依頼が来た際の「明日はお休みをさせていただきますので、あさって以降の対応でも良いですか?」との返信に「良いお休みを!」と温かなお言葉をいただけたこともありました。
「明日は休みだから」と思うと心もウキウキとして、平日の仕事により集中できるようになりました。

さらに、よりメリハリをつけるためにメッセージアプリは設定で夜中の着信をしない設定にすることに。
それにより夜もぐっすり眠れて、体調もかなり落ち着いてきました。
今までは夜にも対応しなくてはと、お酒も控えめにしていたのですが夫との晩酌も心置きなく楽しめるようになり、夫婦仲も良くなったように思います。

今思えば、「迅速な対応」というのは単なる自己満足。
クライアント様にとっては、期日までに一定のレベルの納品物が上がることが何よりも大切だということに改めて気づかされました。
深夜の早い返信や早めの納品も大切なことではありますが、身体や家族を犠牲にしてまでするべきではなかったなと思います。

【まとめ】

「迅速な対応」は、在宅ワーカーとして大切なことでもあるのですがそれにばかり縛られてしまっていると、心身や家族に影響が出てしまうこともあります。
長く在宅ワーカーとして仕事をしていきたいなら、無理は禁物。
きちんとオンオフのメリハリを付けて仕事をしていくと、より良いものを作ることもできるかと思います。
ぜひ一度、試してみて下さい。

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