三日坊主を回避する運動不足解消の工夫とは?
運動不足を解消しなければ!ご褒美設定で三日坊主を回避する工夫をご紹介
昨今のコロナ禍で在宅ワークの割合が激増中、複業在宅ワークライターの今泉ナオです。
私はそもそも複業のため、これまでバランスを取りながら在宅ワークを行っていたのですが、昨年の緊急事態宣言以降は在宅メインにシフトしつつある状況です。
当初、在宅ワークといえば通勤電車に乗らず、コロナ感染の可能性が低いので「こりゃ最高なのでは?」と考えていました。しかし、予想を遥かに超えて長引く在宅ワーク中心の生活で、大きな問題が発生してしまったのです。
その問題とは「度を越した運動不足」です。
なにしろ、運動不足がひどすぎて便秘(!)になるほどですから、問題は深刻です。在宅ワークメインのみなさんは、いかがお過ごしなのか教えていただきたいと切実に思う次第です。
まぁ、嘆いていても誰も助けてはくれません。在宅ワーカーの世界は自己責任という言葉がつきまとうものですしね。そんなわけで、運動不足を解消するためにこの半年のあいだ実践している、「私の運動不足解消法」をご紹介いたします。
運動不足を解消できる、おすすめの運動とは?
運動不足とひとことで言っても、それぞれの属性によって違った意味合いがあるものと思います。それぞれの属性とひとことで言っても、20代の独身世代、子育てまっただなかの世代、アラフィフからの下降線をたどりつつある世代などなど。体力も違えば、持っている時間も千差万別です。
こんなあらゆる世代に向けて、取り組みやすくて効果を実感しやすい運動としておすすめできるのが「ウォーキング」です。なにしろ道具がいりません。難点を挙げるとすれば、ある程度のまとまった時間が必要なことと三日坊主になりやすいことでしょうか。この点をカバーできれば、日常のルーティンワークにすることができるのではないでしょうか。
ぶっちゃけると、どのくらい歩けばいいのか?
それでは、日常の運動不足を解消するのにはどのくらい歩けばよいのでしょう。厚生労働省は「健康日本21」という提言の中で、健康長寿を達成するための目標歩数として、1日男性9,200歩、女性8,300歩程度と発表しています。大まかにみて8000~9000歩というところでしょうか。
これがどのくらいの距離かというと、大人の歩幅で概算すると5~6kmということになります。時間にして1時間30分のウォーキング!結構な時間がかかることになります。
最近の研究では、ウォーキングに「早歩き」をおりまぜることが効果的だといわれるようになっているようです。少なくとも「20分は早歩きにせよ」とのこと。これは朗報!一部を早歩きにすれば、1時間あまりの時間で目標の歩数を達成することも可能かもしれません。
飽きずに歩くための工夫を考える
とはいえ、1時間も目的なく(いや、運動不足解消が目的なのですが…)歩くなんて、どう考えても三日坊主案件ですよね。ましてや、家事育児納期を気にしながらなんて、無理筋のお話でしょう。
そこで私が提唱したいのは「ご褒美設定ウォーキング」です。1時間ものウォーキングを毎日ではなく、小さなご褒美を設定して一日おきにウォーキングするというものです。
「えーっ!ゆるすぎない?」と思ったあなた!強固な意思を持った稀有な人でない限り、このぐらいゆるくないと続けられないものです。
長続きするご褒美設定のコツとは?
それでは核心の「ご褒美」です。これはそれぞれ皆さんがご褒美だと感じるものを設定するのが一番だと思います。だって、好きなことでなければ長続きしませんものね。
ここではご参考までに、私がご褒美として設定しているものをご紹介したいと思います。それのどこがご褒美なのだとご意見をいただいてしまいそうですが、少なくとも私にとっては「ご褒美」なのです。
歩いて30分程度の距離にあるカフェで、おしゃべり&スイーツ
あまりご近所だと、ウォーキングになりませんから、歩いて30分くらいかかる距離のカフェを選びましょう。はじめてのカフェでも、月に数回訪れるようになればすぐにも常連です。
おしゃべりに飢えている在宅ワーカーなら、どんなに人見知りでも店員さんに声をかけてしまいます。それは、もと人見知りの私が断言しますし、無責任なおしゃべりに興じることは、ストレス解消への最短距離だと思うのです。
こだわりの極小書店で、風変わりな本を物色する楽しみ
最近増えてきていると聞く、こだわりの極小書店。これは都市圏でのお話かもしれませんが、TwitterやInstagramで検索すると、案外身近に存在することに気がつきます。そんなこだわりの書店をご褒美に設定して、足繁く通っています。
これは活字好きの性癖ですが、変わった本を眺めているだけで嬉しいのです。本を買ってもいいし、買わなくてもいいし。最近の極小書店はカフェ併設なんていうところもあるので、コーヒーを一杯飲んで帰るというのも悪くありませんね。
その他、恥ずかしながらお酒好きの私は、パブなどという大人の社交場もご褒美に加えています。ウォーキングは当然夕方以降の時間帯になりますが、早歩きでお店に向かい、一杯だけクラフトビールを飲んで歩いて帰ってくるという、健康なんだか、不健康なんだかよくわからない行動を月に1、2度おりまぜています。
地方でも都会でも、日常に楽しみが隠れているはずなのだ!
「そんなお店が歩ける範囲にない!」というあなた、地方をまわる転勤族の私にはわかりますよ。そうなのです、車が必須の地方都市では、歩ける範囲に洒落たお店なんかないのが普通ですから。
そんな地方都市ならではのご褒美をどう考えるか。転勤族の私が考えるご褒美は、山や川を含む美しい風景です。
数十分歩いて美しい景色を写真におさめ、ついでにSNSで発信する。山ほど「いいね」がつく!もっと「いいね」が欲しくてさらに歩く!なんという好循環。
おしゃれなお店がないとお嘆きの在宅ワーカーの皆さま、ぜひぜひ身の回りの美しい景色をご褒美として、ウォーキングしてみてくださいね。
ご褒美探しのコツは早歩きで30分程度の距離です。運動不足解消のためのウォーキングですから、スイーツによる摂取カロリーや少しの飲酒には寛容な気持ちを持って(笑)。そんな気持ちで歩き続けた私は、めでたく便秘解消できたのでした。
「ご褒美設定ウォーキング」皆さまにもおすすめです!