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逃げ出したくなった時は「散歩」をしたらいい

    
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逃げ出したくなった時は「散歩」をしたらいい

逃げ出したくなった時は「散歩」をしたらいい

息ができなくなったら、新しい空気を探しにいく

ずっと家に閉じこもって仕事をしていると、今日の天気とか、バーゲンの日程とか、近所にオープンしたお店のこととか、そんな外の情報とは疎遠になっていく。

思い返せば外勤している時の朝は、今日の天気と気温を調べてから、その日に着ていく服を考えてた。
着る服がなければ、こないだ電車で見かけたバーゲンの予告を思い出して「今度行こう」と決めたりなんかして、
些細なことでテンションを上げることができていた。そういえばそうだった。

お外には沢山の“楽しい”が落ちていて、外に出るだけで無意識に“楽しい”を集めることができていた。
私はなんだか色んなことを忘れてしまっていた気がする。
全部遠い過去のようで、何もない今の自分に劣等感を覚えてしまう。

結局は、外に散らばった“楽しい”に刺激されて、新しいアイデアも生まれていたのだろうと思う。
もっと胸を張って街を歩けていた気がする。今よりは自分に自信を持てていた気がする。

今はただ家でひたすら仕事をして、明日が来るのを待っているだけだ。
休みの日も対して嬉しくないし、休みの日だからといって特別活動的になる訳でもない。
まるで私の中から“外に出る”という選択肢が無くなったみたいで、気分が乗らなければ家を出ないなんてざらにある。

人はこれを退廃した生活だと罵るかもしれないが、私は「これが在宅ワークなのだ」ということを知ってほしいのだ。
これでも必死に仕事をして、右も左も分からないながらでも、今と未来を繋いでいくことに全力を注いでいるのだ。

それに、こんな私でも自分を保つために意識して取り組んでいることがある。

それは、自分が壊れてしまいそうになったら、何もアイデアが埋まれなくなったら、息苦しさを感じたら、
何もかも捨て、とにかく散歩に行くということだ。

何かをする訳でもない、外に飛び出す。そして、ひたすら歩くのだ。

噓だと思うかもしれないが、本当にそれだけで救われる。
綺麗に“負”が浄化され、悩みが全部リセットされるのだ。

煮詰った時の「散歩」をパートナーにした

私は、これまで「散歩」をストレス発散として行ってきたことは無かった。

桜の為に並木道を歩いたり、旅行先の長閑な風景を堪能する為にのんびり歩いたり、ダイエットの為に歩いたりなど、
何かのついでに「散歩」をすることしかしてこなかったので、最初は目的なく散歩する方法が分からなかった。

ただ、集中力が切れてどうしようも無くなった時、なんとなく外に飛び出したのがすべてのきっかけだった。

たしか1時間弱くらい歩いたと思う。
とにかく家の周りを歩き回って、精神が安定するのを待った。

「もう大丈夫だ」と家に帰った時、噓のように思考がフラットになっていたのが分かった。

さっきまで思いつかなかったアイデアもスッと出てきたし、リフレッシュした状態で再び仕事を進めることができていた。
自分でも驚くほどに、散歩前と散歩後では世界が違って見えたのだ。

要するに、体中がストレスで満タンになった時には、何も良いものは生まれないということ。
息苦しさを感じている時にいくら息を吸おうとしても、新鮮な空気は入ってこないということ。
自分自身をリセットさせてあげない限り、不安定な精神は一向に落ち着いてくれないということだった。

そんな経験をして以来、仕事で煮詰まった時には必ず散歩をするようにしている。

何も手につかなくなった自分を責めてしまう前に、一旦自分の思考をリセットしてあげる方法を定めてあげることで、在宅ワーク特有の“詰まり”を恐れなくてもよくなったのだ。

「自分の部屋」のゲストになって自分と対談する

散歩をしている間、何も考えずに歩き続けるのも良いが、私は自分自身と話をするようにしている。

「今、一番何が辛い?」と、自分に語りかけることで、今躓いている問題が浮き彫りになる。
そうやって対談を続けていくにつれて、徐々に心が楽になっていくのを実感する。

新しいアイデアが出ないことで悩んでいるとすれば、歩いている間ずっと“新しい”を探すことに努める。
それだけに意識を集中するのだ。
そうすると、家にいるだけでは絶対に生まれなかったであろう斬新なレスポンスに行き着くことができる。

それは身体を動かすことでなのか、外に散らばっている様々な情報が視界に入ってきているからなのか、
どちらかは定かではないが、思考回路が無限に広がって自分でも驚くほどの“面白い発想”を生み出すことができる。

それに、自分自身と対談することで、知らなかった自分と出会うこともある。
どうしてこんなことで躓いていたんだろ。と、馬鹿馬鹿しくなることだってある。

つまり散歩をすることは、何もかもを1に戻してあげることができるのだ。
見失っていた“本当に欲しいもの”を思い出すことで、最適の解決策を生み出せる。

もしも「散歩」というストレス発散法を見つけなかったのなら、私は今頃どうなっていたのだろう…と怖くなるが、
そんなことよりも、私が救われた方法をできるだけ多くの人に伝えたいと思った。

一切お金はかからない。運動不足の身体にとってもメリットしかない。
それに何より、自分を味方につけることさえできれば、向かうところ敵なしだいうことを知ってほしいのだ。

何もかも嫌になる時はあるさ、人間だもの

アイデアが何も浮かばなくなった時、仕事への意欲が低下した時、何も進まなくなった時、それが限界の合図だ。

在宅ワークは、どうしても身体を動かさない日々が続く。
本当は意識して運動をしたり、ストレッチをしたりしないといけないと頭では分かっていても、うまくいかないことだってある。仕方ない。

何もできなかった自分を責めることは絶対にしてはいけない。
そんな時は、散歩をしたらいい。それだけですべて解決する。

散歩をして身体を動かすことで、心はリフレッシュできる。
汗をかくことで、身体も健康的になる。体力もつく。本当に良いことしかないのだ。

そんな風に自分との付き合い方を学んでいくことも、上手な在宅ワークとの向き合い方なのだと覚えていてほしい。

この記事を書いた人

marukorin

大阪生まれ大阪育ち、大阪ぎらいのフリーライター。
型枠にはまらず人の心にスッと染み込むような文章を心掛けて執筆中。
“好奇心は忠実に”をテーマに「好き」を集めながら生きています。【愛】を活字で具現化したていきたい。

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