同じ執筆でも文字起こしに苦戦と苦悩
同じ執筆でも文字起こしに苦戦と苦悩
こんにちは。近頃スマホの字が見づらくて(老眼)、そろそろ古くなったスマホの機種変をしたいと考えています。
しかし大きいサイズのスマホは高すぎる、少し安い小さいサイズでも見えるのかと本気で悩んでいる、在宅ワーク歴1年ライターの「サエコ」です。
ライターの仕事を始めたとき、これほど「ライター業」にたくさんの選択肢があるとは思いませんでした。
そんな中、「文字起こしライター」の募集が!私は気が小さいけれど何事も経験したいと思っています。
しかし文字起こしにチャレンジしたものの玉砕!
慣れていなかったからか、向いていなかったからなのか、いまだに理解できていません。
今日は、書き起こしライターのテストライティングでの経験談をお話します。ぜひ、参考にしてください。
ライターは色々なカテゴリーがある
ライターと言ってもさまざまなカテゴリーに分かれています。また、私が知っているライターの業務はごく一部です。
「SEOライター・コラム・エッセイ・取材ライター・文字起こしライター・シナリオライター」など、紙媒体に視野を広げると、まだたくさんあります。その選択肢の中で私はオウンドメディアで、主にSEOライターとして執筆をしています。
ライターになる以前は、会社の事務職員として転職しながら20年程勤務していました。その当時には、会議での会話をボイスレコーダーの録音から議事録を作った経験があり、文字起こしもそのようなものだと勝手に判断していました。
勘違いしたまま、文字起こしライターへ応募をしたところ、テストライティングをすることに。
クライアントさんから音源とレギュレーション(ルール)・書き方の見本などを送ってもらいました。
30分の録音音声をもとに執筆
テストライティングの内容は、30分の音源を聞いて2000文字の原稿作りとのこと。当時は、文字起こしをしてくれるアプリやソフトがあることを知らず、ひたすら「耳」で聞いていました。
まず、最初に一通り音源を確認。メモをしますが聞きとりづらい音声や、専門用語の聞きとり作業に苦労します。
さらに、テストライティングで一番困ったのは、音源が途中までしかなったことです。不思議に思いレギュレーションを見直すと、「執筆する側(私)の想像力で書き終えること」とありました。
「え?ん?え?想像力ですか?」もうクエスチョンだらけです。
そのテストライティングには、某企業の代表取締役の音源を使用。社報に使用するため、読む人は某企業の会社の社員です。変なことは書けない、でも嘘は書けない、どうすればいいのか悩みました。
文字起こしは奥が深かった
文字起こしは私が考えていたような、単純な作業ではありません。何度音源を聞いても、テストライティングの執筆が思うようにいかず、その時に初めてどのようにすればいいのかをネットで調べました。(遅い)
その内容に記載していた文字起こしの手順には、3段階の順序があります。主に文字起こしをするときの専門用語として「素起こし」「ケバ取り」「整文」があります。この3段階の内容を少し説明します。
素起こし
「素起こし」とは、聞きとった音源をそのままテキストに起こす作業となります。話し言葉である、「あーそうですね」や「えーと」などの、意味をなさない内容も全て書き起こします。
ケバ取り
「ケバ取り」とは、素起こしの項目にあった「あーそうですね」や「えーと」といった話し言葉を省いて、テキストに起こす作業となります。ケバ取りをすると、無駄な言葉もなくなり、内容もすっきりシンプルになることが特徴です。
整文
「整文」とは、ケバ取りした文章を、読んだ人がわかりやすい文章に整える作業です。音源のようなしゃべり言葉ではなく、文章に適している「文語体」の文章にしていきます。整文にすることで、より相手に伝わりやすい文章となります。
思った以上に難しい作業
文字起こしに関する内容を調べた後、まずは前途で申し上げた「素起こし」をしました。音源の言葉をそのまま文章にする。しかし簡単なようで難しい作業でした。
わからない専門用語などは「カタカナ」で先に文章へ入れておき、前後の文章に合う言葉を辞書やネットで調べる。その後、ケバ取りをして文章がすっきりしたところで整文作業へ。
私が、文字起こしをして苦労をした点
・音源が最後まで締めくくられていないこと。
・普段執筆している敬体(です、ます)とは異なること。
この2点が、最後まで悩んで調べても、解決する答えはなくモヤモヤしながら執筆をしました。
テストライティングに4日もかかり、なんとか2000文字を仕上げて提出。
結果テストライティングで見事に落ちました
自信がまるでなかったテストライティング。結果は想像通り不採用となりました。
当然と言えば当然です。私の認識不足や力量も付いていけませんでした。
今なら文字起こしできるのだろうか、と考えることもあります。しかし現在は、Webライターとしての仕事を優先したいため、応募には至りません。
文字おこしに必要な知識と文明機器を活用すればうまくいく?
仮に今後、文字起こしライターとして仕事をするなら、さまざまな音声をテキストにしてくれるアプリやソフトを使うでしょう。
例えば、Windowsの音声認識機能では、コントロールパネルから設定すると音声がテキスト化されます。
またMacの場合には、システム環境設定から音声コントロールを有効にすると、Windowsと同様に音声をテキスト化にしてくれます。
近頃はスマホやパソコンでも使用ができるGoogleドキュメントを使用してツールバーから音声入力を選択するとテキスト化ができるので、すぐに使えますね。
私はなぜ便利なアプリやソフトを、そのテストライティングで使おうと考えなかったのか、自分のことながら不思議に思います。
こういった、便利なアプリやソフトを上手く使用して文字起こしをすると、私のような失敗は少ないかもしれません。参考までに。